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株式会社イクス

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時代と共に高断熱塗料ガイナ|中目黒八幡神社 改修工事|TOTO感謝祭
■中目黒八幡神社 玉垣・植栽・改修工事
玉垣耐震補強工事
地震に備え石垣と玉垣の耐震補強工事をしました。
石垣の下の道路は隣の中目黒小学校の通学路そこに大きくなった樹木の根っこや雑木の圧迫によりかなり危険な状態になっていました。
礎石の大谷の補強・劣化防止と共に均し石、親子柱、笠石を一旦取り外し、劣化状態のひどい物は交換してステンレスダボを使用して耐震補強をしました。


工事前、木々に押され傾いた玉垣

かなり危険な状態でした

原因の木々たちです

既存の玉垣を撤去しています

耐震補強組み直し工事に使用するダボ

新しく造った石を灰黒で染めています

鳥居の解体、樹木剪定、伐採工事
境内には大きく育ったケヤキ、イチョウ、エノキ、シイの木たち直径80cmを超える木々が何本もありました。
その木々は都会の喧噪を忘れさせてくれる大事な番人でしたが あまりに高く伸びすぎたため今後手入れができないばかりか、道路や近隣に張り出した枝が危険な状態でした。
そこで大型重機を入れるため鳥居を一旦撤去して組み立て、さらに耐震補強をすることにしました。

足場を組み笠木、額束、貫の順に撤去

最後に鳥居柱と台石を吊り上げます

大型重機が境内に入りました

高所作業車とクレーンを使っての高所作業

道路に覆い被さっていたシイの木を切断

すっかり日当たり、見通しが良くなりました
石垣補修工事、劣化防止処理

耐震補強工事
近年ますます深刻化している「酸性雨」や「紫外線」により、石材やコンクリートまでもが深刻な劣化に直面していました。
何年経っているか不明ですが劣化の具合や、玉垣の刻印から明治後期と思われる大谷石の表面劣化が著しく、ぼろぼろと指で落とせるくらいでした。
表面を高圧水洗浄(100-120kg/cu)で洗浄し、ブラシによる掻き落としをして劣化平均厚さ6mm-12mmで初期強度程度と思われる層に達しました。
既存の石の厚さは現代の基準と違い300mmもあり、さらに横3個おきに深さ900mmの土留め積みが健在だったため温存を計画しました。
が、目黒区都市整備部建築課に相談したところ、当初「基本的には擁壁扱いですので大谷石による構造は認められない」とのことでしたが、せっかく先人の残した遺産です。宮司さん氏子さんたちと話し合い「何とかこれ以上の劣化を食い止め、保存する方法で施工する」ということで、了承を得て工事に取りかかりました。

工事前

ブラシによる掻き落とし後、高圧洗浄

劣化部分が剥がれた大谷石

工事後

レッカノンM塗布後。水をはじきます

大谷石の色を損なわず通気を確保

中目黒の八幡神社の改修という仕事に携わることができ私たちは貴重な経験をすることができました。 無信心だった私が神棚を祀ることになろうとは・・・。 色々なことを教えていただいた宮司様、奥様、A様に心から感謝します。 「今さら聞けない何とか」のようにイロハから親切にお話していただきありがとうございました。